お母さん、ちょっとお話しよろしいですか。

あのころ幼稚園生だった長男も

来年中学生になります。

大きくなってくれました、

こんな珍騒動を起こしながら。

被害者、中二病かーさん。。。

って、私だよっ!!!!

いつものように幼稚園に長男を迎えに行くと、

職員室の扉をほそーく開けて

担任が手招きをするではないか。

だれ?え??わたしですか??

招かれるままに向かう。

先生、神妙な面持ち。

あのう、わたしもちょっとこんなことを

お母さんに聞くのはどうかなと思ったんですが

は、はい。。。

先生に呼び止められるなんて予想だにしないわたしは

精いっぱい思いつく限りの悪事を思い出すことに

脳みそをフル回転させる。

でもっ!!

これらはあくまで私生活。あるんかい

先生にとやかく言われる筋合いはないはず!!

あのーですね。

クラスで蚕を育てていまして。

夏休みはみんなで持ち帰って

お家で育ててみようということに

なりましてですね。いま、お子さんたちに

配っているんですよ、蚕の幼虫。

は、はあ

蚕ってどんなん?糸吐くやつ??

息子さんが言うんです。おうちに持って帰りたくないって。

なんで?って聞いたらですね

はいごくり

聞いたらですね

ドキドキドキドキ

だってお母さんが

食べちゃうからって

がーーーーーーーーーーーん

そうなのだ。

話せば長いのだが

私たち一家は7年前まで中国に2年ほど暮らしており、

その生活の中で私は虫を食べることを覚えたのだ。

いきなり口調が変わる笑

仕方なかった。

日本人が珍しい田舎町だったので

中国人を味方に付けないと

生きていけなかった。

彼らの振る舞いを無下にできなかった。

結果私は、

セミを食べたのだ。

食べましたよ。

えー食べましたとも。

それがなにか?逆ギレ

切れ気味にざっくり解説をしたが

これには奥深いストーリーがあって

余裕があったらここにつづろうとは

思っていますが

書かないかも。()

そんな衝撃事実を、当時長男は

4歳ながらに受け止めたのだろう。

なにこのひとって。笑

からの、帰国後の幼稚園での

この発言ですよ。

だってお母さんが食べちゃうからって

言うんですよ。あのう本当ですか?

ああ、ありえないことを聞いている私がありえない。

この親子なんなの

と言わんばかりの顔つきで

先生は追及しました私を。

う、うぐうぅぅぅ

わたし、暫くの沈黙の果てに

重い口を開く。

に、日本では食べてません

それからというもの

蚕を持ち帰った息子の警戒っぷりったら

すさまじく。

同じく、カブトムシの幼虫も

私から遠ざけた。

忘れない。

変わり者扱いされたあの夏を。

え、いまだにですが。